■ 今月から中学入試が始まります。受験生や保護者の方は少し テンションがあがってきたでしょうか。あるいは焦って緊張してきたでしょうか。いずれにしても緊張やプレッシャーは力を 発揮する際にプラスにはたらくのはマレです。日ごろの力を出すためには、澄みきった精神状態を本番に合わせることができ るようにすることが肝要です。 ■ そのためには、(1)試験前日、受験票や筆記用具、服装など受験生が自分で準備できるよう な行動を日ごろからしておくことです。(2)自分の不得意な分野やなかなか覚えられなかった知識を集中的にチェックしてお くことです。(3)何が出題されるか自ら山をかけることです。(4)睡眠は早めに十分にとることです。(5)お通じは朝きち んと済ませられるようにリズムをつくっておくことです。(6)家族全員で平静な気持ちで暮らしつつ、静かな勢いのある雰囲 気をつくっておくことです。 ■ (1)試験前日、受験票や筆記用具、服装など自分で準備できるような行動を日ごろからしておくことが必要なのは、 受験に必要なものを身体に記憶させるというだけではなく、自分でいろいろな局面でチェックできる習慣をつけることが できるようになるからです。これは知識を自分でチェックする際にも役に立ちます。最終的には自分で自分をチェックで きることが、成功につながります。 ■ (2)自分の不得意な分野やなかなか覚えられなかった知識を集中的にチェックしておくこ とは、テスト不安を和らげる効果があります。新しい問題集や難しい問題をやると、かえって焦りがでてきます。また、徹 底的に自分の不得意を見直した、なかなか覚えられなかった知識をおぼえたという方が、本番で大いに役に立ちます。入試は 「わかる」だけではなく「できる」という状態に持っていくことが重要です。なんとなく見たことがある程度の知識の覚え方 では、「できる」というところまで持っていけません。適切な最小限の知識の方が役に立つのです。 ■ (3)山をかけて、的中させることが本位ではありません。山をかけるには、志望校の出題傾向や山をかけた近接領域の 知識を再整理することになります。こういうことが受験生自らできた場合、すでに成功の光は見えています。 ■ (4)寝床に0時前に入り、睡眠を十分にとることは、長時間集中が必要な入試では欠かせません。 体調を整える一番の方法です。そのためにはストレッチなどの簡単で適度な運動や身体を柔らかくするマッサージ(これは親子 のスキンシップにもなり安心感が生まれます)と腹八分目の食事が必要になります。 ■ (5)お通じは朝きちんと済ませられるようにリズムをつくっておくことは、実は非常に重要です。もちろん本番で催した 場合、がまんしないで学校の先生に許可をもらった方が、集中できますから、それでよいのですが、そうならないようにして おいたほうが良いに決まっています。そして、お通じには食事の中身も重要になります。バランスのよい食事を腹八分目でと ることが大事です。とにかく、お通じは、なるほど合格に通じる道ですね。 ■ (6)家族全員で平静の暮らしをしつつ、静かな勢いのある雰囲気をつくっておくことも意外と 重要です。空元気は禁物です。大事なことは一歩でも着実に進むことです。空元気は前進どころか、かえって不安を隠す方に 力が入り後退しがちです。冷静に、なおかつポジティブ思考で精神の集中力を徐々に高めていくという意味での緊張感をつく り、筋肉などの身体の一部が緊張して固まらないようにリラックスした健康状態を作り上げていきましょう。
3月
2003年中学入試の動向
4月
塾に行かずに 中学入試は可能か
5月
文部科学省が考える 教育政策
6月
東京都が考える 教育政策
7月
首都圏私立中高一貫校が 実施している教育
8月
読書について
9月
記述式問題解法のポイント
10月
2004年中学入試の 動向予想
11月
注目校の魅力
12月
中学入試直前の勉強法
1月
中学入試直前の心構え