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駅から学校まで
 山手線新大久保駅改札を出て、表通りを曲がり甘い匂いが漂ってくるロッテのガム工場の脇をまっすぐ歩いて5〜6分、正面には 戸山小学校、背後には保善高校、交通公園などがあり、周辺は落ち着いた環境でした。新大久保ということで治安上かなり不安に思 いながら行ったのですが、全くの杞憂で、ほっとしました。

 当日は期末試験中ということで、教室の方には入れませんでしたが、広大な敷地に校舎がゆったりと配置され、心にゆとりがもて ます。驚いたのは運動場の広さです。400mトラックが取れるのではないかと思うくらいの広さで、東京の空が大きくきれいに見え ました。山手線内でこの広さは、とても恵まれていると思いました。きっと野球部やサッカー部など、思う存分活動できることでし ょう。

 

新しい紳士とは? 海城中運動場
 説明会は、少人数でのものや個別相談会はすでに5〜6回行われたようですが、ここアリーナ(体育館)では最終の3回目だった のにかかわらず、1200席が満員になる盛況ぶりでした。平成2年に出来たこのアリーナは、東京ドームと同じく幕屋根になって おり、天井から優しい、明るい光が内部を照らします。設備が良い為、クラブ活動において他校からの練習試合などで積極的に活用 されているようです。

 黒々とした髪にびしっと櫛目を通し、白のワイシャツ、紺のスーツ姿で壇上に上がられた和田校長先生は、さながら有能なビジネス マンのようにも見えましたが、語り口は温かく、生徒一人一人を包み込むような姿勢を感じました。

 海城中の教育理念は、「フェアーな精神」「思いやりの心」「民主主義を守る意思」「明確に意思を伝える能力」を身につけた 「新しい紳士」を育てることだそうです。中でも、「明確に意思を伝える能力」=コミュニケーション能力が、これからの社会で生 きていくために重要だそうです。とかく自分の殻に閉じこもりがちな今どきの子どもたちを、他者との関係をうまく築いていけるよう、 よりよい人生を送れるよう指導してくださるそうです。海城というと、真っ先にイメージされるのが進学指導の素晴らしさですが、 この様に時代に即した表現力を養うことに重点をおいているとは、さすが海城だと思いました。

 大学進学のお話もありました。国公立志望の生徒が多く、センター入試は95%強の生徒が受けるそうです。現役合格率は文系60%、 理系55%とかなり高く、また、校内で上位1/3〜2/3にいれば早慶に受かるような感じ、ということでした。親として、「海城 に入れれば後は大丈夫」という思いを強くしました。

 

高校で募集のある中高一貫制
 海城学園は、高校からの募集のある中高一貫校です。中学約250名6クラスに、高校から新しく入る約135名が加わり、高校では約400名 になります。中学からの生徒も高校からの生徒も一緒にした、クラス編成をするそうです。同じメンバーで6年間を過ごすことは、実社会ではほと んどないので、学校がそれであっていい訳はありません。高校から、新しいメンバーが増えることによって、お互い、手探りでコミュニケーション をし、知らなかった世界が広がっていきます。また中高一貫校にありがちな、「だれた空気」を フレッシュなメンバーが一新する役目も果しているようです。

 能力別編成や単元的先取りはありませんが、中学の教科書は広く、深く学習するということです。社会科では、自分でテーマを決めて関係者や関 連機関への取材を義務づけたレポートを中1より書かせるなど、社会的な問題意識を高め、自分の意見をしっかり表現できるように指導がされてい るのは、レベルの高さを感じます。また中3で原稿用紙30〜50枚の卒論を書く、英語は週6時間あって家庭学習を1日30〜50分やる、理科 ではブタの眼の解剖をする、技術・家庭では椅子の製作、調理実習、ボタン付けをする等々、多様な授業の紹介がありました。頭だけではなく身体 も手先も使い、生活実感をしっかりと持った人間を育てていることがわかりました。

 生活指導については、生徒自身の中に規範を持たせるよう、指導していくそうです。何度か、「生徒が自宅に帰り着くまでが、学校の責任」とい う言葉があり、おしつけはせずに生徒の自律性を尊重し、しかも決して目を離さない、心のこもった躾をしているように感じました。

 

入試について
 入試とは、その学校のメッセージであり、その学校の求める生徒像を表現しています。入試問題は、生徒を選抜するものであるが故に、過去問をやって、 確実に得点に結びつく解答の仕方を研究するように、というとても明快なアドバイスを頂きました。

 来年(2005年)から、社会と理科の配点が20点ずつアップする(国算各120点、理社各80点)そうです。これは、入学後の授業時間数が3対2 なので、それに合わせたそうです。具体的内容についてはこれからだそうですが、海城に合った生徒を採りたいという強い意志が感じられました。

 

説明会を聞いて
 とかく精神論的、経験論的になりがちな教育現場において、理論的裏付けを持って何事も進めている様子は、海城らしくスマートであり、確かな信頼感 を得ました。海城の教育理念である「明確に意思を伝える能力」が、ここでも現れているのでしょう。伝統に安住せず、時代を自ら切り開いていくさわや かな姿勢を強く印象づけられました。





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聖光学院中学校

10/12

八雲学園中学校

10/15

武蔵中学校

10/17

栄光学園中学校

10/18

横浜隼人中学校

10/18

麻布中学校

10/24

目黒学院中学校

10/26

桜丘中学校

10/25

東京女子学院中学校

10/26

共栄学園中学校

10/31

東京女子学園中学校

11/8

桜蔭学園中学校

11/11

女子学院中学校

11/13

洗足学園中学校

12/10

海城中学校

12/16

三輪田学園中学校