説明会はまず礼拝から
麹町駅から歩いて3分、都心の文教地区にあり、閑静な環境が保たれています。小雨の降る中、朝8時からの説明会、
入り口で先生方の「おはようございます。本日はご苦労様でございます。」という優しいお言葉に心が休まります。
会場である講堂に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、舞台上のパイプオルガンです。すでに会場内は満席状態で、
熱気に溢れていました。
8時10分きっかりにパイプオルガンが奏でられ、生徒が次々と入ってきました。その様子を院長先生は、壇上から
優しい眼差しで、一人一人見守られていました。女子学院は‘自由’というイメージから、服装がかなり派手だと想像
していましたが、予想に反してTシャツにジーパン・スカートといったいわゆる中学生らしいごく普通の服装で、茶髪や
華美な身なりの生徒はいませんでした。また、(自己流?)制服の子も数人見られました。
8時15分鐘の音と共に礼拝が始まりました。一同起立し、賛美歌を歌います。聖書の朗読後、院長先生のお話となり
ました。淡々と噛んで含めるように話される院長先生のお言葉は、心の中にスーッと入り、穏やかな気持ちになりました。
慌しく家を出て、満員電車に揺られてやっと登校した子供たちにとって、この厳かで美しいパイプオルガンの音色と包容
力のある院長先生のお話は、心を安らかにする何よりのものだと思いました。女子学院はキリスト教なので、毎朝礼拝を
行います。これは礼拝を通して、自分自身を見つめ、生き方を考える為だそうです。が、その信仰については、強制はし
ないそうです。自分自身がかけがいのない人格であるという事を自覚し、そして他者を認め、大切にする、ということを
身につけて欲しいのだそうです。
礼拝の後教務主事の先生から、説明会がこのように早い時間に行われた主旨が二点挙げられました。まず、礼拝に一緒
した参加して、子供達が日々どういう事を行っているか、またそれがどの様な雰囲気か知ってもらいたいという事。次に
生徒と同じ時間に通学して、電車の込み具合や通学路の状況を確認し、子供達の登校時の様子を見て貰いたかったという
事でした。このように女子学院は、子供達の事を最優先に考え、とても大切にしていると思いました。
学ぶ喜びを知ってほしい
勉強については、学びたい・知りたいという好奇心を大事にし、理解する喜びを数多く経験させてあげたいとおっしゃ
っていました。基礎学力を充実させるために、実験・観察・体験を数多く盛り込み、その結果を自分の言葉でまとめ発表
するそうです。大学進学の為だけの勉強ではなく、これからの長い人生において通用する礎を築くものです。
クラブ活動もとても積極的で、中学生はほとんどの生徒が、放課後の時間を有意義に楽しんでいます。
家庭のあり方についてのお話もありました。難関大学進学実績の高さから、とかく「強さえしていれば、お手伝いはし
なくても良い」という考えがあるかもしれませんが、それは間違いで、家庭においてもしっかりと自分の役割を果たす重
要性を強く唱えられていました。受験の際、「親元から通えて通学時間90分以内」という規制があるのも納得がいきます。
女子学院の自由とは
学校生活においては、院長先生も笑っておっしゃっていましたが、規則らしい規則は全くといってよいほど無いそうです。
ほとんどの事は、自分たちで考え、決めていきます。先生方は、生徒が何かをやりたいと言った時、頭ごなしに規制するの
ではなく、まず自分達の範囲内でやらせてみるそうです。そして試行錯誤の末、仲間同士で規正しあって次の段階へとステ
ップアップしていきます。先生方は、目先の事にとらわれず、大きな目で子供達を見守ってくださっています。これが,女
子学院の唱えている‘自由’だったのです。自分達で考え行動している事だから服装にしても無理が無く、自然な感じだっ
たのかもしれません。
このように女子学院は、勉強面だけではなく精神面においても広い視野に立って見守って下さっていることを強く感じま
した。娘の大事な思春期の6年間をお任せするのに絶対に信頼できる確かな学校だと思いました。
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