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 皆様、今回の特集はいかがだったでしょうか?
もともとは、長男が中学受験を控え、家族の生活が学習塾中心に回るようになり、母親としていったいどうしたらよいのだろうか?という悩みが、他のご家庭でもきっと同じ様な悩みを抱えていらっしゃるのでは?という思いからスタートしたプロジェクトでした。

 調査にご協力いただいた多くのご家庭での母親の様々なアイデア、また無意識の中での注目すべき生活の工夫を、建築家の日比生さんと竹内さんが上手に解説して下さったのが「家族のびのび解決」へとつながりました。そして、私が痛感したことは、家づくりとは、単に家という箱をつくることではなく、家族みんながその中で“のびのび”と自分達らしく生活できる家をつくっていく事だということがよくわかりました。

 多くのご家庭では、私と同年代のお母さんとお子さんとが、個性的で充実した生活を送っていらっしゃる場面に遭遇して、我が家でもそうした住まい方をしたいものだとしみじみと感じたものです。

 世の中、ITの時代といわれますが人間本来の幸せな生活とはもっと日々の生活の中で、笑ったり、考えたり、時には悲しんだり、思い悩んだりといった事の繰り返しであると思います。こうした人間本来の五感をフルに感じられる住まい方づくりを今後もミセスネットでは追い求めて行きたいと思っています。

 今回の調査にご協力頂きました日比生さん、竹内さん、それに多くのご家庭のお母さま方、お父さま方、そしてお子さま達の生活がますます“のびのび”としたものになる事をお祈りしながらお礼の言葉とさせて頂きます。本当にありがとうございました。。




 今回、ミセスネットの皆様に御協力をいただき、子供部屋の調査とその内容のまとめという一連のプロジェクトを行う事ができたと共にそこでの成果を「家族がのびのび育っていますか?」というコラムを通して多くの人々に知っていただく機会を得た事について、大変嬉しく思っています。四十万さんはじめ関係して下さった皆様、また読者の皆様には心からお礼を申し上げたいと思います。

 折しも時代が20世紀から21世紀へと移行している現代において、私達を取り巻く状況は刻々と変化し、日常生活とも密接に関連してきています。こうした中、人々の価値観が「物」や「経済」から「豊かさや楽しさ」「環境」といった「五感を駆使した心」への問いかけに移行しつつある事を日々、感じています。

 各個人の価値観は多様化が進みつつありますが、そこに共通する数値化しづらいけれども大切な指標のようなものがあるとするならば、それを検証してみようと試みたものが「子供部屋の調査」であり、訪問した各家庭でのリアルで貴重なご意見の数々が今回のコラム「家族がのびのび育っていますか?」につながっていきました。

 そして、そこでの経験から得られた重要なテーマが「五感を駆使した気持ち良い場所づくり」であり、「心」の居場所を指標の軸として考える大きなきっかけとなりました。最終回「シーンづくり」をはじめとする全5回のシリーズで、具体的に紹介してきた様々な居住空間のエッセンスは、こうした一連のプロセスの中から自然発生的に生み出されてきたような気がしています。

 より良い居住空間の創造の為に、これまで研究が重ねられてきた工法やセキュリティー等を兼ね備えた安全性、設備面の充実、材料の選択等による健康面への配慮といった物質的な充実を否定する事なく、更にそこで暮らす人々にとっての「心」の居場所にフィットした家づくりを進める事は益々重要性を増しています。

 こうした、「心」を重要視した家づくりのプロジェクトが一人でも多くの人に伝わり、建築に携わる私達が「デザイン」や「空間」という言葉を使った時、それは単に形や流行の事ではなく、そこで過ごす人にとっての「気持ちよさ」を様々な角度から検討した結果の「調和の取れたバランスの良い場所の提案」だと理解していただく事ができれば、建築家の私達も本来の役割を果たせた事になるのではないかと考えています。

「本質は普通の人々の日常にあり、その答えはその数だけ存在する」

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