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建築家:

四十万さんは、どんなキッチンが理想ですか?

四十万:

性能が良くて、掃除が楽で、しかもセンスのいい、といった感じかな・・・。

建築家:

機能性が第一というのはわかります。でも、キッチンは、おいしい食事をつくるためだけでなく、家族にとってもっと楽しい場所であり、またお母さんにとってはもっとリラックスできる場所であっても良いと思うんですよ。 家族の暮らし方におけるキッチンという視点は、とても大事ではないでしょうか。

炊事に必要なスペースや機能だけなので狭い。

北側に配置され、日当たりが悪い。

家の隅にあるために各個室とのコミュニケーションがとりづらい。

孤立しがちで、いつ誰が帰ってきたのか出て行ったのかすらわからない。
→「おはよう」や「ただいま」「お帰り」のあいさつすらできない。
リビング・ダイニングの近くにありながら姿が見えるというだけでつながり方が悪い。

 一般的にキッチンは、比較的条件の悪いところに置かれているように思います。
 ほとんどの場合、リビング最優先で、キッチンはトイレや浴室と一緒に北側に配置されており、暖かい日射しがさすこともなく、狭くて家の隅にあるケースが多いのではないでしょうか?
 理由は簡単で、キッチンには常に人がいるわけではなく、料理や炊事、いわゆる作業をする場所だと考えられているからです。 料理をするお母さんは、家族のコミュニケーションからはずれて、家族の皆が今何処にいて、何を話し、何をしているのか把握できずに一人の場合が多いはずです。
 はたしてキッチンは作業をするだけの場所でよいのでしょうか? もっと積極的に家族と交われる場所へと思いませんか? 例えば、お母さんがゆっくりと一息つく場所であってもよいはずです。
 家族がのびのびと育つように、もう少しキッチンについて一緒に考えてみましょう。



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