長男健太が小学校4年の2月から大手進学塾Sに通い始めました。 平日週3日は晩ごはんを夜8:30に食べる生活で、 生活のリズムが悪くなってきていると感じつつも1年経ち6年生になると更に時間が遅くなって、夜9:30過ぎに食事をとる事もありました。しかも土日はお弁当を持っていくようになりました。 そんな時、他の塾に通う健太のお友達の勇樹君のお母さんに様子を聞いてみると、勇樹君はY塾に週5日間、お弁当を持っていっているとのことでした。ところが、お母さんがフルタイムで仕事をしているために、栄養に注意したお弁当を作ってやる事が出来ず子供の成長期の身体を心配しているとのことでした。 確かに勇樹君のお母さんのように朝早く働きに出る親だと、例えば夏休みだと朝昼晩の食事を朝7時迄に作って家を出る様な生活であり、三食の内容を考えて実行するのは大変難しいことです。時には子供に千円を渡して好きなものを買いなさいという事もたまにあったとも聞きました。 あとで聞いた話だと、勇樹君はコンビニでおむすびを8個買って塾での晩ご飯としたそうです。 そこで私は考えました。子供の塾通いとバランスのとれた食生活を何とか両立できないものか?
子供にお金を渡すのでは、好きなものしか食べません。そうではなく、「お母さんが子供に食べさせたいと思う食事」を塾に届けられないか、と思ったのです。 「お母さんが子供に食べさせたいと思う夕食」とは何なのだろうと悩んでいるとき、服部幸應さんの 「食育のすすめ」という本を知りました。私は「これだ!」と思いました。 服部栄養専門学校校長である服部幸應さん曰く、「食育」とは、料理や食体験を通して、主に小・中学生(父兄も含めて)を対象に”何を食べるのか?”“どの様に食べるのか?”“誰と食べるのか?”を教え、食に関する興味を抱かせる事です。その結果適切な食品の選択ができる様になる能力が培われ、“栄養とは何だろう?”“健康とは何だろう?”そして、料理法や作法を学び、更にはエコロジーやリサイクルの問題まで考えていく事です。 私は服部さんの言う「食育のすすめ」こそ「お母さんが子供に食べさせたいと思う食事」であり、コンビニ弁当のようなものではなくて、栄養士の方に、子供の栄養に留意した献立を毎月作ってもらう必要があると思いました。そして次に、これを作って塾に届けてくれる給食屋さんを探し始めました。
そんな時、近所の幼稚園にお昼のお弁当を届ける評判のいい給食屋さんがいることを知り合いのお母さんから聞きました。その給食屋さんの名前はエンゼルフーズさんと言います。私は早速エンゼルフーズさんに塾に通う子供に、ぜひお母さんが食べさせたいと思う食事を作って届けてほしいのですとお願いしたところ、エンゼルフーズさんは快く「わかりました。ぜひ協力させてください。」と言ってくれたのです。
2000年5月13日(土)、いよいよミセスネットにて試食会を行いました。塾食の試作品ですが、子供達にとってはちょっとだけ量が多かった様子‥。 献立づくりも試行錯誤を続け、2000年7月、エンゼルフーズさんのご協力でついに「小学校高学年向きの塾食メニュー」が完成しました!!
小学校高学年にもなると、塾に通うお子さんが増えますね。ちょうど夕食時に塾にいることも多いのではないでしょうか。 忙しいお母さんにとって、夕食のお弁当まで作るのは大変。かといってお小遣いを渡すと、ファーストフードやコンビニ弁当ばかり。これでは、健康が不安…。 「塾でちゃんとした夕食を」「お母さんが子供に食べさせたい夕食とは」と考えたときに出合った本が、服部幸應さんの『食育のすすめ』。これがヒントとなって、育ち盛りのお子さんのために、「塾食」というものを考えてみました。
食育のすすめ ―豊かな食卓をつくる50の知恵 服部 幸應 (著)/ マガジンハウス/ ¥1,400